「ギタースタンド買ったけど、部屋とかに置いておくと足元が意外と邪魔」
「楽器屋さんみたいに壁に掛けたいけど、賃貸だし壁に穴を空けるのも嫌だし、大変そうだなぁ」
という意見が結構ギタリスト界隈でよく聞くぜ。
複数ギターを所有している人にとってギターの置き場所がいつか悩みになってくるんだ。
今回は僕が活用している、壁に穴を開けず、DIYもしない、20分もあれば出来る、壁掛けの方法をご紹介したいと思います。
後半では壁掛けのメリットも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ギターハンガーと突っ張りの金網を買う
まず必要なものは2種類あります。
ギターハンガー
⬇こんな感じのフック掛けタイプのギターハンガーを用意します。
ギタースタンドの頭の部分だけみたいなやつです。
ハーキュレスのギターハンガーは引っ掛けると自動で正面が閉じるのでずれ落ちる心配もないし、ガッチリホールドしてくれるので多少の地震とか来ても安心です。
1本2,000円以上するのでちょっと高い、、、って方はただ掛けるだけのタイプもあるのでこちらでもOK。
このタイプのギターハンガーはギターの厚みによってフックの長さを選ぶのをお間違えないよう、アコギとかは厚いので注意しましょう。
ラッカー塗装のギターは注意
ラッカー塗装のギターだとハンガーの素材(ゴムとか樹脂)に反応して塗装の変色したり、剥げる可能性があります。
僕は着なくなったTシャツを切った布を巻いたりしています。包帯とかでも大丈夫。
突っ張りで固定出来るネットを買う
続いては天井と床に突っ張らせて使う金網を用意します⬇
この金網は正直どこのメーカーでも良いのですが、この山善の物は価格も安いし、評価も良かったのでこれを使っています。
組み立てはただ差し込んで、ネジを手でくるくる回すだけなので、早かったと思います、大体10分〜15分くらいです。
こんな感じのアジャスターが付いているのでしっかりと突っ張らせてあげましょう。しっかり締めないと大事なギターが倒れてくるかもしれませんのでギチギチに締めましょう!!
もしアジャスターのみの固定で不安な場合は文具店でも販売している「コクヨ ひっつき虫」というソフト粘着剤を柱の上部に付けて固定しましょう。
粘土みたいな素材で自在に形を変えて、何度でも貼り付けられる粘着剤です。
アジャスターの先に貼り付けてネジを閉めてあげればかなり安定して取り付けられます。
壁紙が貼ってある所だと取り外す時、慎重に剥がさないと壁紙が剥がれてしまう可能性があるから注意してくれな。
突っ張りネットのサイズ
横幅のサイズが3種類あって、45センチ、60センチ、90センチとあります。
45センチで丁度アコギが2本掛けられます⬇
60センチだと中途半端で90センチだと4本くらい掛けられるけど大きすぎて不便そうだったので45センチを使っています。
ちなみに全耐荷重が6キロなので軽いアコギで2本がギリギリかなってところです。
エレキギターとかだと普通に4〜5キロあるので2本も限界かもしれない、メーカーの推奨耐荷重だから多少オーバーしても掛けられるとは思いますが、自己責任でお願いします。
突っ張りの良い所は移動がすぐにできるところ。
ちょっとした模様替えや引っ越しの際も簡単に外せるし、移動先でもまた使えるので便利です。
最後に金網にギターハンガーを掛けてあげれば完成です。
組み立てからあっという間にできてしまいました。
この部分だけ楽器屋さんみたいになっちゃってテンション上がります。
僕は毎日、これを眺めながら緑茶を頂くのが至高です。(お酒飲めない)
壁掛けのメリット
部屋のスペースを取らない
床に置くタイプのギタースタンドだと置いた場所がデッドスペースになります。
こんなやつ⬇安定感は高いけど、3脚部分が結構場所を取ります。
その周りにホコリが溜まったり、わざわざ移動させて掃除するのも結構面倒。
倒さないようにその部分を避けて歩くのも非常に気を使います。
その点、壁掛けは掃除や歩く時もそのままで邪魔にならないから気持ちは楽ですね。
インテリアにもなり、見栄えが良い
壁に掛けるだけでいつも以上に楽器の所有欲が高まります。
ギター好きにとって楽器屋さんに入った時のワクワク感はいつまで経ってもたまらないですよね!
初めての知り合いが遊びに来た時も「おお!カッコいいな!!すげー!」って驚いてくれるので部屋の雰囲気を上げるのにも一役かってくれます。
すぐにギターが手に取れる
これは普通のギタースタンドもそうですが、他の保管方法としてケースに入れる方法もあります。
いざ練習をしようとした時にケースから出す時間でモチベーションが異常に下がります、面倒くさいのです。
その点、壁掛け式だとサッと取っ手、弾いて、すぐに元に戻せるので時間の効率が良い。
ちょっとした時間にギターに気軽に触ることも上手くなる一歩なので、すぐ手に取れる壁掛けは練習についても、とてもおすすめです。
まとめ:費用は大体6,000円〜10,000円
壁掛けのメリットは語ってきたとおり沢山あるけど、多少の費用は掛かっちゃうね。
一回揃えてしまえば、壊れない限り半永久的に引っ越しても使えるからDIYとの差別化はできるな。
DIYとかなか費用は安く済むかもしれませんが、作業の手間や一回取り付けてしまうと移動ができないデメリットもあります。
賃貸だとそもそもできない場合がありますのでケーズバイケースですね。
安いギタースタンドなら一本1,000円くらいで購入できてしまうので、ただ置いておくということに関しては壁掛けは安くありません。
ですが、部屋が広くなるし、所有欲は満たされ、見栄えも良くなる、2本以上ギターを持っている人であればメリットが大きいのでぜひオススメしたいです。
今回紹介した壁掛け方法は比較的ハードルが低いので、気になった方は是非チャレンジしてみてください。
ではまた!
イノ