ギターを始めた時につまずくポイントとして「ストロークがスムーズにできない」っていう事があるよね。
何だかテンポに合わないし、追いつけないし、ピックが弦に引っ掛かって飛んでいったりな。
せっかくコードを覚えてきたから弾き語りでもやったろ、って思った次にこの悩みが来ます、僕もそうでした。
音源に合わせて弾こう!と思ってチャレンジしてみても
「あ、あ、早い、、待って、、、え?今どこのコード、、、?ああああ!!!くぁswでfrgtyhじゅいこlp;」
と、まぁこんな感じ。
結論を言うと
ストロークを常に意識してしまうようであればギターは弾けません。
というか80%くらい無意識で20%くらい意識するものだと思っています。
早いストロークが出来るようになれば弾き語りなどの表現もキレや疾走感溢れるカッコいいギターになりますので、ぜひマスターしていきましょう。
まず、これ出来ますか?
ひとまずこの先は下の動画を見てみてください。
Cコードを押さえて、メトロノーム、BPM=140の8ビートのクリック音に合わせてストロークしています。
言葉にするとジャンジャンジャカジャカ(⬇○⬇○⬇⬆⬇⬆)を繰り返しています。
⬇ダウンストローク、⬆アップストローク、○空ピッキング(ストロークしないこと)
一旦、これを真似して弾いてみましょう!
もしこれが何も考えずに「あー、はいはい、これね、無限にできる、楽勝っすわ!」
ってなった人は今すぐにブラウザバックです!この記事は見る必要なし!あなたはすげぇ!
続いて
「出来ているか分からない、、全然追いつけない、ピック飛んでいったんですけど」
という方はこの先一緒に頑張りましょう!
上の動画の様な少し早いストロークは簡単な基礎を覚えてしまえば出来てしまいますのでご安心を。
ストロークの悪い例、良い例
まずは下の2つの動画を見比べてみましょう!
悪い例
良い例
違いが分かりましたでしょうか?
この2つの動画の違いとして
ポイント
悪い例は肘から手にかけて全てを大きく動かして弾いています。
良い例はほとんど手首をひねる動きだけで弾いています。
ちょっと分かりにくいので、野球のバットを振る時をイメージしてみましょう。
大きく振りかぶると元の位置まで戻すまで力がいるし、時間も掛かります、そして制御が効きづらい。
その反対にバントの様にちょっと降るだけならすぐに元の位置にバットをすぐ戻せますよね。
ギターを弾く時も同じ。
早いストロークをしようとしても腕ごと大きく振って弾いていては疲れるし細かい動きが出来ません。
手首を捻る動きであれば細かい素早い動きにも対応できます。
大きく振らなくても手首で充分6弦全部弾けます。
なぜなら、1弦から6弦までは5センチくらいの幅しかないからな。
この長さに腕の半分も要らないですよね。
手首でストロークってどういうこと?
急に手首を使えって言われても具体的にどうすんの?って感じだよな。
イメージしやすいのは、手を洗って水を払う時に手をパッパッってする動きとよく似ていると思うよ。
あとはうちわで扇ぐ時の手の動きとか。
手首の動き的にはそれが正解です。
実際やってみると腕はほとんど振ってないのに手首はしっかり振れていますよね。
この動きで自然に弾けるようになれば、最初にやった早いストロークが出来てしまいます。
逆を言えば腕ごとストロークをしている人は一生早いストロークは出来ません。
手首はグニャグニャ、ピックを持つ指も力を抜こう
水を払う時は何も持っていないからブラブラ出来るけど、ピックを持っているから力が入ってしまうから難しいよな。
そんな時は少しだけピックを持つ指を緩めてみましょう。
人差し指にピックを乗せて、親指は上から自然に置くだけ。
腕を使ってストロークをしているとその分、力がいるので腕や手に力が入り、余計な弦との抵抗が生まれ、ピックを落としてしまいそうになるのでガッチリとピックを持っていたかもしれません。
ただ、これからは手首の動きだけで弾くようになります、今までほどピックに掛かる抵抗は少ないはずです。
ピックで弦を引っ掻くのではなく、撫でるようなイメージで弦をピックで弾いてあげましょう。
弦の抵抗に逆らわず、受け流すイメージ。
こんな感じでずっと弦にピックが垂直だと抵抗をもろに受けてしまいます。
ダウンストロークの時はピックの先を若干、上に向けるように弦の抵抗を受け流すイメージ。
アップストロークの時はピックの先を下に傾ける。
受け流すように撫でる、この気持ちが大事だな。
どうしてもピックが滑り落ちてしまうという人は滑り止め付のピックを使って最初の内は練習してもいいと思います。
全長が3センチの長くなく短くないフェルナンデスのピックは使ってみて凄く弾きやすかったです。
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その他に気をつけること
コードはスムーズに変更できる?
コード進行がまだ難しい人は左手に力が入ってしまうので、自ずと体全体に力が入ります。
練習したい曲のコード進行がスムーズに出来るようになったら、ストロークの方に取り掛かる様にしても良いかもしれません。
ゆっくりで大丈夫です。
焦らずにメトロノームを活用してゆっくり練習しよう!
一番最初見たテンポはBPM=140とそこそこ早めのテンポなので、最初は必ず80くらいから初めて、手首の動きで弦の抵抗を受け流せる様になったら徐々に早くしていきましょう。
アプリでメトロノームで検索すればでてくるので何でもダウンロードして使いましょう!機能は似たものが多いです。
実践:コードを押さえずにストロークの練習
弦に軽く振れて音が出ないようにして⬆⬇の繰り返しをするだけの練習。
BPM=100に設定しています。
この動きでピックを落とさずBPM=240くらいまでいけるようになりましょう。
最初の壁はこの練習から、これがスムーズに出来るようになれば早いストロークはすぐそこです!
まとめ:リラックスしてギターを弾こう
今回はストロークの本当に大事な土台の部分を書きました。
結局はストロークにほとんど意識すること無く、力を入れること無く弾けるようになることがギターを上手くなるためには必要なんだな。
意識する時は「ここ力いっぱい弾いて盛り上げよう」とか「徐々に力強くしていって最後のサビに繋げよう」とか「ここは優しく弾いて歌を際立たせよう」とかそれくらいです。
ストロークの変化は曲中のほんの少しの所に意識を置いてあげて、後は曲に合う全体的に自然なストロークが出来るようになることが大事です。
また次回以降、次のステップのための事も書いていこうと思いますのでよろしければ参考にしてみてくださいね。
少しでも皆さんのギター練習の力になれば嬉しいです。
ではまた!
イノ