お読み頂き、ありがとうございます、ギター弾きのイノと申します。
このブログでは散々ギターの話とかしてきたのですが、
「自分の使っている愛用のギター紹介してないなぁ」
と思い立ったので、愛を伝えてみたいと思います。
普段はアコギで弾き語りをしているのでアコギの紹介をしていくんですが、
何かと改造しているギターになるので、興味のある方はぜひ最後までお付き合いください。
あ、でもそんなラグジュアリーでレアでエキセントリックなギターでも何でもなく、庶民のギターなのでそこは悪しからず。
Headway(ヘッドウェイ) HEC-55R NA
ディバイザーというメーカーから発売されているHeadwayというブランドのギターです。
5〜6年くらい前に中古で2万行かないくらいで購入した人生2本目のアコギです。
定価でも5万円台とギターの中では全然高くないギターです。
当時はマーチンに憧れてOOOサイズのギターを探していたのですが、マーチンに手を出すのは勇気が出ずに出会ったのがこのギターでした。
売りとしてはギターの素材のほとんどが「ローズウッド」で出来ているというところでしょうか。
僕のHEC-55R NAの元スペック
Body Top | Rosewood Laminated |
Body Side&Back | Rosewood Laminated |
Neck | Nato |
Finger Board | Rosewood |
Nut | PPS(耐久・耐熱性に優れた樹脂) |
Saddle | PPS |
Bridge | Rosewood |
Machineheads(弦を巻く部分種類) | Rotomatic Type |
Pickup | FISHMAN ISIS+ |
Scale | 648mm |
Width at Nut(ナット幅) | 43.0mm |
Finish | ウレタン塗装 |
当時発売されていたスペックは上の通りですが、年代につれて仕様が変わっているようです。
2019年7月生産分より
ピックアップの変更:「FISHMAN ISYS+」→「FISHMAN PresysⅡ」
スケールの変更:648mm(ロングスケール)→628mm(ショートスケール)
2020年9月生産分より
ピックアップの変更:「FISHMAN PresysⅡ」→「Headway HG-3」
現行のHEC-55Rはショートスケールになっていて、自分の持っているものより弦のテンションが良くて弾きやすそうで良いなぁ。。。
HEC-55Rの外観や特徴
OOOサイズで身体に収まりやすい
このアコギはOOO(トリプルオー)サイズで現行のアコギの中では中間くらいの大きさで大きすぎず、小さすぎずといったサイズ感です。
高校生の時に初めて買ったアコギはドレッドノートサイズと言って、これより厚みがあって大きいサイズだったので次は小さくて弾きやすいギターを探していました。
シングルカッタウェイでハイフレットも弾きやすい
先程の画像を見てもらえると分かるのですが、よくあるアコギってひょうたん型で左右対称なものが多いのですが、このギターは向かって右上のボディが削れているのでアルペジオやリフを弾く時もボディが邪魔に鳴りにくく、弾きやすいです。
ネックはロングスケールでサスティンを稼げる
スケールの長さが648mmのアコギの中では長い方のスケールとなっています。
スケールが長いと鳴らした時に音の伸びを稼ぎやすく、音量も大きくなりやすいという特徴があります。
その逆をいうと弦のテンションが高くなってしまい、ショートスケールに比べると弾きにくく、固い音の印象になります。
スケールについて書いた記事⬇
固めだけど明るく、きらびやかな音
最近弾いた曲だとこの曲で使用していました⬆
決して丸い音とは言えず、間奏なんかだと聞き様によってはエレキギターのような広めの音のレンジがあります。
ジャンジャンシャリシャリとまさにローズウッドボディといった固い音が特徴的です。
この曲なんかも太めの弦を使っているのですが、単音で弾いているイントロでもこもった感じもなくストレートに音が届いてくれる感じ、、たまりません。
既製品との変更、改造点
このギターは自分がギターの事を知るために色んなところをイジる前提で購入したので自分で色々調整したりしています。
本当だとプロにメンテンスとか調整してもらうのが普通なんですが、自分でも出来ることは出来るようになりたいと思ったので安くてぶっ壊れても良い、弾きやすいギターを探して、このギターを購入しました。
「ええ、そうです、こいつは実験体なんだよぉ」
、、、、
そのおかげで非常に弾きやすい、可愛い子ちゃんになったのですが。
サドルとブリッジピンはTUSQ(タスク)素材(人工象牙)に変更
タスクはサドルやブリッジピンの素材の中でも固い素材です。
元のサドルとピンはPPSという樹脂だったのですが、タスクの方がより固くてはっきりした音が出やすくなり、音の伸びが良くなるのです。
柔らかく温かい音が良い方はタスクより柔らかい素材の樹脂や天然象牙を使う人ももちろんいます。
サドルやブリッジピンは厚みや太さによっては入らないものがあるのでしっかりとサイズを確かめて購入しましょう。
僕も最初ブリッジピンの太さを間違って購入し、一回やらかしています、タダではないので気を付けましょうね(お前が言うな)
上のリンクのものは自分が購入してちゃんとこのギターにハマったものなので大丈夫です!
ちなみにサドルは削って、弦高を下げています。
6弦はだいたい2.25mm、1弦は2mm行くか行かないかくらい。
弦高低くないとフレーズとか弾けないクソ雑魚ギタリストなので下げ目で調整しています、ほんとはもっと下げたい。。
弦はエリクサーのカスタムライトに交換
他の記事とかでも書いたのですが、使っている弦はエリクサーです。
長持ちするし、弦もツルツルして個人的に運指がしやすいのでずっと使ってます。
フォスファーブロンズの弦で更にきらびやかな音色を奏でることができて、最高です。
ゲージ(太さ)もエクストラライトだと細すぎて迫力が全然出ないし、ミディアムだとテンションが高くて単音が弾きにくかったので、中間のカスタムライトに落ち着いて使っています。
ピックアップはL.R.BAGGSのAnthem(アンセム)に交換
もともとFISHMAN製のピックアップが付いていて、エレアコとしてアンプに繋いで音が出せるのですが、その音がどうしても電子音チックというか、アコギの生音には遠かったのでピックアップは交換しています。
もともとピックアップが付いていたところはポッカリと穴が空いています。
電動ドリルでストラップピンのところに穴開けたりして割と大掛かりな作業なので時間は掛かりましたが、アンプに繋いで音を出した時は感動モノでした。
「自分でピックアップ付け替えれた、、、泣」
初めての作業でちゃんと出来たので、達成感と音の変わり具合もあってしびれましたで、これ。
そして、ご存知の方は分かると思うのですが、このピックアップはギター本体より値段より高いです!
生音の最高峰と言われるくらい、このアンセムは生音に近い音をアンプから出してくれます。
高いだけあって、ギター本来の音をしっかりと表現してくれるので、こだわりのアコギにはぜひ付けてあげたいピックアップだと思います。
ストラップピンの取り付け
このギターにストラップを付けるには元の仕様だとヘッドに紐を括り付けたりして使用するしかないのですが、
それだとどうしてもギターが安定しないのでネックの付け根付近に別売りのピンを買ってドリルで穴を空けて、取り付けています。
こうすることでストラップが上半身にしっかり掛かってくれるので立って弾く時に弾きやすくなります。
実験体は最高の相棒になった
最初はいろいろいじくって最悪壊れても良いや、なんて思って購入したのですが、今ではついつい弾いてしまうこだわりの相棒になってしまいました。
もう一本アコギがあるのですが、そちらと比べても弾きやすいので触ってしまうのですが、練習のためにもう1本のギターもなるべく触ってあげるようにしています。
ギターは弾けば弾くほど音が変わってきます、このギターも買った当初はこんなきらびやかな音でなかったし、改造してからも徐々に音が心地よくなってきています。
あと、めちゃくちゃどうでも良いことで、ギタリストあるあるだと思うのですが、ギターに名前があります。
チャイ子
、、、
チャイ子
です、茶色のギターだからチャイ子。
分かるよ、ネーミングセンスが無いこと、でも、呼びやすくて良いと思ってます。
皆様も自分のこだわりのギターを見つけて、愛のある名前で呼んであげてはいかかでしょうか?(無理やり締め)
ギター改造の参考になれば幸いです。
ではまた!
ino