前回に引き続き、指弾きの練習をパターンを変えて弾いてみましょう。
最初に新しく右手だけのパターンを1つ練習して、そのパターンを使ってコードを抑えながら連続で弾けるようにしていきます。
まずは右手だけパターン練習
ポイント
指:親 人 中 薬 〜 中人中
弦:5 3 2 1 〜 232
前回に練習したパターン4の最後にさらに1つ音数を足したパターンになります。
今回は5弦からスタートです、指の担当弦を守って挑戦してみてください。
音声
動画
最後に1音足されるだけでも繰り返す時に少し戸惑ってしまうかもしれませんが、前回のパターンが出来るようになっているのであればきっと大丈夫です!
繰り返しチャレンジしていきましょう!
右手の準備が出来たらコードを抑えながら右手を動かそう
今回使うコードはA、F#m7、D、E、の4つだけ
最初に言っておきますが、この4つのコードを使って、ベン・E・キングの「スタンドバイミー」を弾けるようにします。
弾けるようにしますというか、この4つのコードしか出てこないのでご安心を。
チューニングはレギュラーチューニングに合わせておきましょう!
Aコードパターン
まずはAコード。
今までストロークなどでギターを練習してきた方なら1度は弾いたことのある基本のコードですよね。
ポイント
4弦2フレット、3弦2フレット、2弦2フレットを抑えて、6弦は鳴らないように親指でミュート、5、1弦は開放しましょう。
抑える指は人中薬指でも良いし、中薬小指の3つでもOK。
音声
動画
コードを抑えて、パターンを弾くと優しくて煌びやかな音色で一気にアルペジオ感が高まりますね。
まずは動画の速さ(BPM100)まで弾けるようになりましょう。
原曲はBPM120くらいなのでもっと早いのですが、アルペジオなのでちょっとゆっくり弾いた方が雰囲気が出るかと思い、BPM100に合わせて弾いています。
原曲に合わせて弾きたいよって方はメトロノームをグーグルで検索したり、アプリを使って120まで弾けるように頑張ってみましょう!
F#m7パターン
続いてはF#m7コードを抑えて弾いてみましょう。
「F」と聞いて苦手意識を持つ方もいると思いますが、今回は人差し指でセーハしないバージョンです。
ポイント
6弦2フレット、4弦2フレット、3弦2フレットだけを抑えて、残りの弦は開放弦を鳴らしましょう。
正確にはF#m7ではないのですが、このコードがスタンドバイミーではバッチリ決まるので今回はこの抑え方を覚えましょう。
6弦を中指、4弦を薬指、3弦を小指で押さえても良いし、6弦を親指、4弦を中指、3弦を薬指でもOKです!
指の配置を決めるコツ
今回はAコード→F#m7という流れなのでAを抑えている指からなるべく早く動かしやすい指配置でF#m7の指の形を決めましょう。
なのでAコードを人中薬で抑えている人は5弦の人差し指を6弦に変えるだけでF#m7にチェンジできます。
中薬小指で抑えている人は親指で6弦を抑えるとスムーズです。
なるべく大きく指を動かさないように意識してコードチェンジが出来る配置を考えてみましょう。
音声
動画
先ほどは5弦スタートでしたが、今回は6弦スタートです。
Dコードパターン
お次はAコードよりよく見かけるであろう「Dコード」
ポイント
3弦2フレット、2弦3フレット、1弦2フレット、4弦は開放、5、6弦は親指でミュートor弾かないコードです。
抑える指は3弦から人薬中指ですかね、他にも抑えられそうですが、あまり使い道なさそうなのでこれで良いと思います。
音声
動画
右手の動かし方は親指の担当が変わるだけですね、今回は親指が4弦スタートのパターンです。
Eコードパターン
さぁ、最後のコードは「Eコード」
ポイント
5弦2フレット、4弦2フレット、3弦1フレットを抑え、他の弦は全て開放弦で鳴らしましょう。
5弦から中薬人差し指の担当にすると人差し指はDコードから3弦を担当したままで1フレットに動かせば良いだけなので比較的スムーズにチェンジできると思います。
Eコードの右手は6弦スタートで弾きましょう!
音声
動画
A→F#m7→D→Eを連続で2回ずつ
アルペジオで音が途切れる時に大事なこと
さあ、では今回の最後は4つのコードを2回ずつ弾いていって、スムーズに弾けるようにしていきましょう。
今まで通り通して弾いてみてもらうと気付くと思うのですが、それぞれのコードチェンジを行う瞬間(中指で2弦を弾いた次にチェンジする)音がプッと伸びずに切れてしまう現象が起きると思います。
それもそのはず、2弦を弾いた直後に指を離すんだから音が途切れるのは当たり前なんです。
音を途切らせないで弾くポイント
例えばAコードを弾き終わる瞬間の2弦を鳴らす時には2弦の開放弦を鳴らしてあげましょう。
動画にするとこんな感じ
Aコードの最後に小指を浮かせて2弦開放にしています。
違和感なく聞こえる理由は色々ありますが、次のF#m7が2弦開放なので変に聞こえないというのが大きな要因です。
DからEに行く時も2弦の開放限を鳴らしてあげて繋げています、Eコードも2弦は開放ですからね。
音をスムーズに繋げるコツとして最後に弾く音は前後にある音(コード)に使われている音を弾けば違和感が軽減されます。
コード進行は様々ありますが、こういったアルペジオでゆっくり弾く場合だと音の途切れが目立ちやすいので覚えておくと役に立つ時が来ると思いますので参考にしてみてください。
早めの音声
まとめ:少しずつ難しいことにチャレンジしていこう
Aコードの最後に小指だけ浮かすとか急に出て来ても困るんですが?
と思われた方、ほんまにすんません。
しかし、最初アルペジオを始めた時はどうだったでしょう?
それぞれの指をテンポよくスムーズに動かすとか細かい動き無理なんだが?
とか思ってませんでしたか??(思ってなかったらすんません)
でも、ここまで読んでくれたあなたはそれを乗り越えて来てるのだから、小指浮かせるくらい大丈夫です。
何度も言っていますが、初めての挑戦で1日で出来たら凄すぎる、あなたはすごい。
1レベルずつ経験値を積んで出来るようになる人が99%なので心配なく、ゆっくりやっていきましょう!
次回はこれらを踏まえて、スタンドバイミーに近づけて弾けるようにアレンジして弾いてみたいと思います!
ではまた!
イノ