普段、弾き語り動画を撮る時はどんな風に撮っているんだ?
極限まで減らすとスマホひとつで撮れるけど、今はこれが撮りやすいって形があるから紹介するね。
ギターやピアノなど、楽器を弾きながら歌っている動画をSNSや動画サイトに投稿したい!という方向けに僕が今録画している環境で使用しているアイテムを記録していこうと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
弾き語り動画には2パターン
弾き語り動画を撮るには「①音声と動画を一括撮り」と「②楽器、歌と動画は別撮り」の2パターンどちらかをすることになります。
①一括撮りの良いとこ、悪いとこ
・動きと歌声、ギターの弾き方がリンクするのでライブ感が高い。
・当てふりしなくて良いので動画編集が楽。
・楽器と歌が同時録画なので自分のリズムで演奏できる。
・最初から最後まで通して弾き語るので一貫性があるが、ミスすると最初からやり直し。
・声と楽器の音量調整や加工や編集が細かく出来ないので、実力がモロに出る。
・別撮りに比べると音質が下がる。
②別撮りの良いとこ、悪いとこ
・音声を撮る時は動画の事を考えなくて良いから気が楽。
・通して録音しなくても分けて撮る事が出来るのでミスしても良い所だけ残して、リテイクしやすい。
・歌、ギターそれぞれで撮るので音質が向上させやすい。
・当てふりがめっちゃムズい。
・歌、ギター、動画のリズムが綺麗に合わないとグダグダになる。
・リズムが一定なのでライブ感は出しにくい。
それぞれ良し悪しあるけど、要は使い分ける事が大事。
一発撮り、ライブ感を出したい動画は①、動画編集や作品感を高めたい場合は②のパターンで撮る事と良いでしょう。
今回は手軽に録画できる、一括撮りで必要なもの、便利なものを紹介していくぞ!
最低限必要なもの
録画機材(スマホ、タブレット、カメラ)
一番手軽なのは、ほとんどの人が持っているスマホで撮るのが楽だね。
音声も映像もまとめて撮るには持ってこいのカメラだな。
最近のスマホはかなり綺麗に動画が撮れるので手軽に弾き語り動画を作成する事が出来ます。
今回はこのスマホを主体として動画作成に必要なアイテムを紹介していこうと思います。
スマホスタンド
スマホを他の物に立て掛けて録画しても構いませんが、演奏中に倒れたりしたら良い演奏が出来ても台無しです。
できる限り、スマホを固定できるスマホスタンドを使用しましょう。
ちなみに上の画像で写っているのは「JOBY」という小型のスマホスタンドです。
写真のようにスマホを手軽に挟んで、三脚として使う事ができます。
折り畳むと手の平に収まるくらいに小さくなるので持ち運びにも不便はしないので使い勝手が非常に良いです。
これだけ小さいからちょっとした出先や旅行などで写真を撮る時なども重宝するので、動画を撮ったりしない方でもあると便利だね。
JOBYは手軽でどこでも置けるのですが、それなりに画角が確保できる台等がないと自分を動画に収める事が難しい場合があります。
そんな時には可動式のアームスタンドを使うと非常に便利です。
両サイドがクリップになっていて、どこでも挟んで固定できるので立って演奏したり広く画角を撮りたい時は便利です。
スマホを挟んでもワイヤー部分が固いので固定できます。
クリップスタンドなら正直なんでも良いです、気に入ったデザインや使いやすいものを選びましょう。
動画編集ソフト、アプリ
動画を撮ったら前後のいらない部分を切って編集したり、タイトルを付けたり簡単にでも良いから編集してみよう。
iPhoneにはIMovieという動画編集アプリが入っていますし、動画のカットだけならカメラロールのデータから編集は出来てしまいます。
他にも手軽に編集できるスマホアプリもたくさんありますが、個人的にはパソコンに取り込んで作業する方が良いです。
ポイント
僕はスマホだと細かい作業や文字打ちが大変なのでパソコンに動画編集ソフトを入れて作業しています。
無料の色んなソフトを試しましたが、結局はWondershareのFilmolaというソフトを使って編集しています。
フィモーラの良い所
・直感的にマウスやキーボードで操作できて悩まず操作できる。
・動画の効果や装飾、素材が多い。
・編集後の書き出しが早い。
・ライフタイムプランという買い切りで永久に更新とサポートを受けられるのに1万以下で購入できる。
・サブスクや期間限定利用ではないので更新の心配などがない。
動画編集ソフトって機能が細くて多過ぎたりして、プロ用のソフトとかが取り上げられてたりしますが使いこなせないまま、とんでもない金額の利用料払ってたりする人もいます。
ちょうど良い価格、ちょうど良い機能、ちょうど良い使いやすさ、これがしっくり来てフィモーラを愛用しています。
あると便利、更に良くなるもの
ここまでは本当に必要なものだけを紹介してきたけど、ここからはプラスアルファであると更に動画を撮りやすくなるものを紹介していくよ。
スマホ用コンデンサーマイク
コンデンサーマイクは繊細な音からダイナミックな音の広い音域を高い感度で拾ってくれます。音の強弱、広範囲の音を綺麗に撮りたい場合は使用する事をおすすめします。
スマホ内蔵のマイクは音の繊細さには欠ける事が多いから、ぼやけたり、のっぺりと聞こえてしまうかもな。
せっかくギターや声の強弱、感情を込めて演奏したのに変化が感じられないと達成感がないよね。
コンデンサーマイクってパソコンやオーディオインターフェースがないと使えないイメージですが、スマホに簡単に取り付けられるマイクもたくさん出ています。
中にはこれはマイクを通している意味あるのか?というくらい粗悪なマイクもあるので信頼できるメーカーのものを購入しましょう。
ちなみにイノはそこそこマイクを買って失敗しているぜ!
言うな、、、
そんな中でも一番良かったのはSHUREのスマホ用コンデンサーマイクです。
イヤホンやオーディオ機器で音質や作りに評価の高いSHURE社のライトニング端子に差し込めるタイプのコンデンサーマイクです。
しっかりと音の圧や輪郭をはっきりとしてくれ、集音性も高くかなり聴きやすくなります。
SHUREのMV88について詳しくはこちら(音質比較もしています)
手軽に綺麗に撮りたい方はぜひ導入してみてください!
タブレットPC
タブレットPCがあると歌詞や楽譜を取り込んでどこでも好きなところへ持っていって大きな画面で見る事ができるのでめちゃくちゃ便利です。
ノートPCをギター弾くたびに持っていくのはかなり面倒なので、スマホとPCの中間に位置するタブレットは弾き語りにはもってこいです。
動画を撮る時はほとんど暗譜して、歌詞も体に染み込ませて撮りますが、保険でタブレットに歌詞を出しておくと間違えずに済みますしね。
iPhoneを使用している方は間違いなくiPadを買いましょう、データの移行やリンク性が抜群なので他を買う意味がありません。
タブレットスタンド
タブレットを購入する時に置きやすい位置に固定できるスタンドも一緒に購入すると非常に便利です。
僕が持っているスタンドの改良品が出ているようなのでリンクを貼っておきますね。
最大135センチまで高さがあるので、立って弾く時も少し下を見ながら弾けるので歌いやすくなります。
歌う時にアゴを引きめに歌うと喉や体に負担が掛かりにくいんだぜ。
身長にも寄りますが、150センチから180センチ前後の方なら調整すればちょうど良い位置が見つかるはずです。
プロのアーティストもレコーディングの際に歌詞を前にして歌うくらいですから、タブレットで歌詞を見ながら歌うのもレコーディング感があって気持ちが高まりますよね。
Audacity(音声編集ソフト)
無茶苦茶昔からある定番の音声の編集ソフト「Audacity(オーダシティ)」
別にこれで音源をいじりまくろうという訳ではなくて、、
このソフトの「ノイズ低減機能」が非常に優秀です。
スマホで音声を録音すると「サーー」という、ホワイトノイズがどうしても入ってしまいます。
ホワイトノイズはどうしても生活感というか、見てくれる人の集中を阻害する要因にもなってしまうし、個人的に気になって仕方なかったのでこのソフトを使う事で大幅に軽減する事ができました。
ノイズ低減をかけ過ぎると演奏にも大きく変化が出てしまうので軽めにかけていますが、耳に刺さるノイズはカットできているので個人的には満足しています。
ホワイトノイズに悩んでいる方はぜひ試してみたください。
※Mac版、Windows版のお間違い無いようにご注意を
最後に:正解はないけど、自分の満足いくように
動画作成や録音機材は突き詰めていくと沼にハマるどころではありません。
自分の環境や予算、やりたいことの目標に合わせて撮影環境を整えてみよう!
一番大事なのはやってて楽しいと思える事だぜ!!
スマホのマイクだけでも綺麗に録音できる方ももちろんいますし、録音する環境にも大きく左右されます。
更に言うと便利なアイテムに頼ることは何も悪いことではありません、使ってクオリティの上がる動画が作れて、見てくれた人が喜んでもらえたならOKです。プロだって音程のピッチとか補正してる人もいるくらいですから。
とにかくあなたが楽しんで演奏動画を撮れる事を祈っております。
参考になれば幸いです。
ではまた!
イノ