令和3年5月17日、ついにBUMP OF CHICKENが主題歌を務める「おかえりモネ」が放送されましたね。
主題歌の「なないろ」をなんとか出勤前に聞きたくて流れるまでネバったので危うく遅刻しそうになった事実。、、
オープニングなので短いのは分かってたけど、少し聴いただけでもしっかり朝ドラの爽やかさに落とし込んでてワクワクするような曲調で朝からテンション上がりました。
その後、NHKさんのらじるラボ(ネットラジオ)にてなないろのフルコーラスが流れていたので仕事の移動中に流しながら聞きまくってました笑
1日で100は聴いた
嘘を付きました
50は確実に聴いた。
歌詞に付いては、やっぱり歌い続けていることは同じです。
BUMPの伝えたいことをしっかり天気や空に絡めて曲になっています。
自分なりの歌詞の解釈です⬇
天気の様に不確かなモノ
闇雲にでも信じたよ
きちんと前に進んでいるって
よく晴れた朝には時々
一人ぼっちにされちゃうから
タイトルの「なないろ」から想像できるように「虹」や「空」をテーマにした曲になっています。
よく晴れた日って爽やかなイメージで楽しい気分になりそうなものですが、この曲の主人公は晴れ渡った空にひとりを感じているようです、見たいものが見えないのです。
ヤジロベエみたいな正しさだ
今この景色の全てが
笑ってくれるわけじゃないけど
それでもいい これは僕の旅
ヤジロベエってこんな⬇昔のおもちゃです。
左右の重りでバランスを取ることで小さな足でも自立する伝統的なおもちゃ。
生きていると何が正しくてどっちに向かえば良いのか全く分からないことだらけです。
でもそうやって生きていくのが人生なのです、正しいのです。
ヤジロベエみたいっていうのは不安定だけど確かに立っているもの。
出会ったもの全てが自分にとって良いものとは限らないけど、それはあなたにしか歩けない誰も歩いたことのない不確かな道なのです。
容赦なく雨と光は繰り返す
昨夜の雨の事なんか
覚えていないようなお日様を
昨夜出来た水たまりが
映して キラキラ キラキラ
息をしている
そんな人生の中、あなたにしか分からない、他の人には分かってもらえない痛みが訪れるときが来るでしょう。
自分の信じた道を歩こうとして涙をこぼす日もあるでしょう。
けれど、その涙で出来た水たまりは意味の無いものではありません。
サビへと繋がります。
高く遠く広すぎる空の下
おはよう 僕は昨日からやってきたよ
失くせない記憶は傘のように
鞄の中で出番を待つ
雨のようにあなたを襲った痛みは自分の記憶の中にしまったまま。
でも、その昨日(痛みや経験)があったからこそあなたは今日を生きているのです。
その痛みはきっと雨から守ってくれる傘のようにいつでもあなたのそばにいてくれるのです。
その痛みを知っているからこそ、誰かにその傘を差し出して上げることもできるかもしれません。
手探りで今日を歩く今日の僕が
あの日見た虹を探すこの道を
疑ってしまう時は 教えるよ
あの時の心の色
いつだって不安定、届くかも分からない夢や希望を「虹」に例えて歌詞にしています。
でもあの時感じた虹は痛みが教えてくれる、虹を見たからこそ、痛みが生まれた、生きていくことはそれの繰り返し、そうやって進んでいくのです。
虹を諦めないもうひとりの自分
胸の奥 君がいる場所
ここでしか会えない瞳
ずっと変わらないままだから
ほっとしたり たまに目を逸らしたり
夢を諦めない、あこがれを持つ自分は誰しも心の中に持っていると思います。
そんな自分を見つめて、まだ諦めてないとほっとしたり、逆にそんな輝いていた自分が嫌になって考えることすら止めたりすることもあるでしょう。
思い出すと寂しいけど
思い出せないと寂しい事
忘れない事しかできない
夜を越えて 続く僕の旅
本当にヤジロベエのように不安定、思い出すことも嫌になったり、でも、諦めることもできない。
ただ、そんな自分を忘れることができない日々を抱えて人生は進んでいくのです。
みんなが持っているなないろの形
治らない古い傷は
無かったかのように隠す お日様が
昼間の星と同じだね
本当は キラキラ キラキラ
この街中に
そういう風に考えているのはおそらく自分だけではない。
他人の痛みや苦労は中々見ようとしても見えない、昼間の星のように必死で輝いているけど見えないのです。
でも、世の中はそういう夢を本当は追いかけたい、諦めたくないという気持ちで溢れているんです、色や形は違えど、誰もが持っている痛み。
歯磨きして 顔洗って 着替えたら
いつもと同じ足で出かけよう
相変わらずの猫背でもいいよ
僕が僕を笑えるから
涙の砂 散らばる銀河の中
疲れた靴でどこまでだって行ける
躓いて転んだ時は 教えるよ
起き方を知っている事
だからその経験した記憶はそのままで今の自分で進んでいけば大丈夫。
不安定でも失敗しても自分で自分の事を笑ってやろうよ、そのすり減った靴が頑張っている君を現しているから、それもまた君を守ってくれる経験になる。
形は違えど、みんな痛みを持っている、それは悪いことじゃないんだ。
もし同じような人に出会ったら、同じように笑って守ってあげよう、分かろうとしよう。
虹は雨と光の射す方へ再び現れる
乾いて消える水たまりが
それでも キラキラ キラキラ
青く揺れる
高く遠く広すぎる空の下
おはよう 僕は昨日からやってきたよ
失くせない記憶も傘のように
鞄の中で明日へ向かう
手探りで今日を歩く今日の僕が
あの日見た虹を探す今日の僕を
疑ってしまう時は 教えるよ
あの時の心の色
いつか また会うよ
戻れないあの日の 七色
失くせない記憶(痛み)は鞄の中にしまったままで主人公は明日へ進んでいきます。
流してきた涙や痛みは忘れてしまうかもしれない。
沢山の経験をして、その痛みを忘れかけたとしても、虹(夢やあこがれ)を見つめる度に思い出す。
辛い時も必死に今日を進んだあなたの気持ちを思い出させてくれる。
今見つめる虹は、最初に憧れた時と全く同じ色はしていないかもしれない、同じところに戻ることはできないと思う。
でも、そうやってまた一歩、今日を歩いて、人生は進んで行けることが何より人間らしく、素晴らしいのです。
個人的な解釈なので、感じ方によって様々ですが今の段階では僕はこう感じました。
「おかえりモネ」を引き続き見たり、何回も曲を聞くことでまた違った解釈なるかもしれませんね。
朝ドラが毎日楽しみだ、、、
ではまた次回!
ino
魂込めて歌いました!:良ければお聞きください。
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