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「おすすめコーティング弦」ERNIE BALL エリクサー Daddrioの3種で比較音源付きレビュー

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イノ

アコギの弦で個人的にお勧めしたいのが「コーティング弦」です。

 

コーティング弦とは

簡単に言うと錆びにくい弦です。

錆びにくい加工をしたタイプや素材自体が錆びにくい物が使用されていたり、各メーカー様々な特徴があります。

 

もちろん通常のアコギ弦には良いところが沢山あると思いますが、1番の弦の寿命がが短い事です。

 

弾く頻度にも寄りますが、弦は開封、張った時点から空気中の酸素と反応し、酸化が始まります。(通常の弦の寿命は大体2週間〜4週間と言われています。)

 

 

そんな寿命の短いギターの弦を救ってくれるのが、「コーティング弦」です。

 

こちらの寿命もメーカーによって異なり(3〜6ヶ月と書いてある目安は様々)、今や種類が沢山あって最初にどれを選ぼうか迷うと思います。

 

 

 

今回はコーティング弦の中でも特によく聞くメーカーの物を3つ選んで実際に弾いた音源と共に超絶個人的な感想を記録していこうと思います。

 

ギブソン・マーチンのコーティング弦も3週間かけて比較してみました。

 

 

弾き比べの条件

まずは弾き比べるに当たって、共通の条件をいくつか設けました。

 

弦の種類とゲージ(太さ)

アコギ弦の素材の違いに関して「ブロンズ弦」と「フォスファーブロンズ弦」の2種類ありますが、今回は全て「フォスファーブロンズ弦」で比べています。

 

ゲージ(太さ)に関しては1弦が11、6弦が52表記の良くいう「カスタムライト」を使用します。(2〜5弦の太さが各種若干違います)

 

自分がよく使っているゲージなので特に意味はありませんが、同じゲージに揃えます。

 

弾き比べ音声の期間

録音する音声は「張りたて」と「2週間後」の2つの音+1週間後の感想でそれぞれの変化を聞いて、見てもらいたいと思います。

 

そして、それぞれ「指弾き」「ピックストローク」「ピックアルペジオ」の3種類の音源を録音し、聴き比べていきましょう。

 

それぞれのフレーズはほとんどよく似た物で統一しています。

 

 

使用ギターはGibson J-45のみ

 

弦の違いや劣化の状態を知りたいので使用するギターによる音色の変化があってはいけないので、同じギターにそれぞれの弦を2週間ごとに交換していきました。(単純に6週間、時間だけは掛かっている記事であります。)

 

弾く時間

実際に弦に触れる時間にムラができるだけないように最低でも毎日20分以上は弾いてあげるようにします。

 

僕の都合で1日、2日弾いてない時があったり、楽しくなって何時間も弾いてしまった時があったような気がしますが、それはご愛嬌という事で許してください!!(ほとんど毎日弾いておりますので、、)

 

 

その他、細かいギターのコンディションは常に張り替えの時にチェックして違いのないように気をつけておりますので、弦に大きく影響のありそうな条件は以上です!

 

 

3つのコーティング弦の音を実際に聴き比べ

今回弾き比べたのは「アーニーボール エバーラスト」「エリクサー NANOWEB」「ダダリオ XT」の3種類です。

 

それぞれ紹介しながら「張りたて」「2週間後」の音源を聴いてみて、購入の参考にしてみてください!

 

 

ERNIE BALL Everlast

まずはアーニーボールのエバーラストという種類の弦。

 

ゲージはlight表記ですが、11ー52の弦です。

 

サウンドハウスでみる

 

張りたてを触った感想

・弦の触り心地は通常の弦のように程よい引っ掛かりがあり、フィンガーノイズも心地よい。

・3つの中では弦の張り感が少し硬めの印象。

・かなりシャリシャリと煌びやかな印象の音、指弾きで弾いてもキラキラした音を感じやすい。

・コシ、芯のある音色だがシャリ感も強く、インパクトのある弦。

評価は10点中9点!

 

アーニー張りたて指弾き音源

高音の倍音がとても綺麗です。

アーニー2週間後指弾き音源

低音弦の煌びやかさが減っている印象

 

1週間後の感想

・張りたてのシャリ感は少なくなってきているがコシもしっかりある。

・ピッチの変化やチューニングの狂いもなく快調。

・引っ掛かりが少し強くなって、スライドなどに最初「ん?」と違和感が出たが弾くうちに慣れる。

評価は7点!

 

 

アーニー張りたてストローク音源

全体的にコシもあって独特のシャリッと感があります

アーニー2週間後ストローク音源

中音域の籠りが出てきた印象

 

アーニー張りたてアルペジオ音源

アーニー2週間後アルペジオ音源

 

どうでしょうか?、聴き比べてみると2週間後もなかなか良い音していますが、張りたてと比べて籠ってきたのはわかりますね。

 

2週間後の触ってみた感想

・通常の弦と同じくらいだった滑り具合は結構引っかかるようになる。

・弦の引っ掛かりのせいか、チューニングが少し不安定になり出した。

・手には鉄の匂い?が普通につくようになる。

・音色が少し籠ってきたが2週間ではまだいける、強く弾けば弾くほど籠りが目立つような印象。

評価は5点!

 

合計21点

 

と、言ったところでしょうか、インパクトのあるシャリ感が思ったより減ってしまっている所が惜しかったです。

 

 

エリクサー NANOWEB

 

続いてはエレキ用のコーティング弦でも有名なエリクサー。

 

サウンドハウスでみる

 

張りたてを触った感想

・弦のコーティングにより比較的ツルツルとして滑りが良い弦。

・煌びやかさはあるが、強くはなく聞きやすい音質、悪く言えばマイルドで普通。

・ハリ感は気持ち柔らかめの印象。

評価は10点中8点!

 

エリクサー張りたて指弾き音源

低音は比較的マイルド、高音弦は煌びやかですね

エリクサー2週間後指弾き音源

指弾きでは張りたてと全く違いがわかりません、、すごい

 

1週間後の感想

・弦のツルツル感が手とギターに馴染んで弾きやすくなってくる。

・音は全く変わらない、弦にサビや汚れも見られない。

・張りたてと遜色なし。

評価は8点!

 

エリクサー張りたてストローク音源

ストロークでもマイルドな低音、ちょい煌びやかな高音がしっかり出てます!

エリクサー2週間後ストローク音源

むむ、全く劣化していないように聞こえる、、低音が少し籠りぎみか?

 

エリクサー張りたてアルペジオ音源

エリクサー2週間後アルペジオ音源

 

さすがはエリクサーと言ったところでしょうか、、2週間では個人的には劣化したとはわかりません。。

 

2週間後触ってみた感想

・弦のツルツル感は健在、サビも全くなし。

・チューニングの合わせ辛さやピッチのずれも感じない。

・音質はそのまま、普通だがそのまま過ぎて怖いくらい。

・ピックでよく弾く箇所はコーティングが剥がれて毛羽立っていたが、音質の変化はわからない。

評価は7点!

 

総合評価は23点となります。

 

最低でも3〜5倍長持ちのクオリティを謳っているエリクサーだけあって、2週間では変化をほとんど感じれなかったです。

 

2週間後はかなり集中して聞くと低音がさらにマイルドで籠り気味だとは思いますが、まだまだ余裕で使えるレベルです。

 

さすがの長持ち弦の代名詞エリクサーと言ったところでしょうか。

 

 

Daddario XT

 

続いてはダダリオのXTシリーズ。

 

サウンドハウスでみる

 

3つの中では比較的新しいコーティング弦で一時期話題になりました、その実力はどうでしょうか?

 

張りたてを触った感想

・滑りはアーニーボールとエリクサーの中間といった感じでツルツルが苦手な人でも抵抗が少ないかも。

・音色は芯のしっかりある音とシャリ感も耳に心地よく、かつ力強い高音成分で素晴らしい。

・ハリ感は3つの中でも柔らかめ、弾きやすい。

評価は10点満点中10点!

 

ダダリオ張りたて指弾き音源

鐘が鳴る感じの高音が素晴らしい

ダダリオ2週間後指弾き音源

綺麗だった高音の音がかなり無くなってしまいました。。

 

1週間後の感想

・ちょうど良い滑り具合がかなり落ち込み、引っ掛かりが強くなる。(特にプレーン弦)

・チューニングがかなり合いづらくなる(メモリは合っているのにピッチの不安定さが強くなる)

・見た目は錆びてなく非常に綺麗なまま、音質は張りたてより落ちるが保っている。

評価は6点!

 

ダダリオ張りたてストローク音源

独特の爽やかな高音が他とは全く違う美しさを表しています。

ダダリオ2週間後ストローク音源

ストロークだと結構高音が残っている印象、良い。

 

ダダリオ張りたてアルペジオ音源

ダダリオ2週間後アルペジオ音源

 

2週間後の感想

・音質は張りたてほどの感動はないが、美しい個性的な高音を保っている。

・滑りはかなり悪くなっている、プレーン弦は錆びていないのにザラザラした感触がある。

・チューニングが非常に合い辛くなってくる、ナットに引っかかることも多々。

・弦を抑えた時のピッチが不安定になる(チューニングは合っているのに抑えると綺麗にならない)

評価は3点!

 

合計19点!

 

ダダリオは音質は非常に素晴らしいのですが、メンテナンスや弾き心地の面で扱う難しさが早目に訪れてしまう印象なので一長一短な代物だと感じました。

 

毎週ダダリオに張り替えられたら最高なんですが、、、(不可能)

 

 

まとめ:やっぱりエリクサーは長持ちだった、アーニーも大健闘

結局まとめはそこなんかい!、とつっこみを入れたくなる感じですが、エリクサーの落ちない感じは弾き比べてみて非常に感じました。

 

音の煌びやかさはアーニー、ダダリオの方が感動があってこれで毎日弾けたら最高だなって感じですが、落ちていく感じがこれまた弾いていて違和感を覚え始めます。。

 

変わらない弾き心地、変わらない音質を長く保てる弦って張り替える手間と違和感のことを考えるとギターにとっては大きなメリットだと今回で大きく感じました。

 

アーニーボールも音色的には芯のあるかなり綺麗なシャリ感が素晴らしいと思いました、一度乗り換えて色々試してみて更に経過を感じてみたいと思いました。

 

しかし、今回はあくまで個人の感想なので音源をしっかり聴いて頂いて、自分はこの音が好きだからこれを使ってみて嫌じゃなかったらリピートしよう!てな感じであなたに合った弦を探してみてくださいね。

 

少しでもギターライフの参考になれば嬉しいです。

 

ではまた!

 

イノ

 

サウンドハウスでみる サウンドハウスでみる サウンドハウスでみる

 

 

1番を取ったエリクサー弦の特徴と使い続けている理由の詳細はこちら

 

ギブソンとマーチンのコーティング弦比較レビュー記事もおすすめです。

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