指板の掃除、保湿、フレットもくすんできて色んな手入れが必要で大変だなぁ。
そんな時は「フレットバター」で手入れしてあげると面白いほどお手入れが捗るよ。
フレットバターとは
フレットバターって?
・薬剤の染み込んだ小さな布で指板とフレットを拭いてあげる事で指板の汚れを取ったり、フレットのくすみを除去し、更に指板の保湿も行ってくれる一石三鳥アイテム。
・指板ポリッシュ、レモン(オレンジ)オイル、フレット研磨剤をセットにしたような魔法のお手入れ布。
今まで3段階でしていたお手入れが1回拭くだけで良いのか。。。
甘い!!手間は確かに減るけど、フレットや指板の汚れが一気に落ちるから根気よく拭かないと綺麗にならないぞ!
手軽に指板の保湿ができるオレンジオイル、レモンオイルの記事はこちら
フレットバターの使い方
ギターの弦を外して軽く埃などを取る
当たり前だけど指板を拭くためには弦を外そう。そして軽くギタークロスなどで埃を払おう。
フレットバターで指板全体を拭いていく
塗り残しが無いように満遍なくフレット、指板にフレットバターの薬剤を塗っていきましょう。
2分ほど置く
塗り終わってすぐ拭いても良いけど、個人的には少し置いてから拭いてあげると汚れが浮いてきて拭きやすいぞ!
起きすぎても薬剤が乾いて指板にダメージが大きいから放置して忘れないようにしよう。
乾いたクロスなどで汚れを取っていく
ギタークロスや布で薬剤と汚れを拭き取っていきましょう。
ためしにティッシュで拭いてみたらこの通り、、、フレットのくすみや指板の汚れが落ちてきています。
この黒い汚れがほとんど感じれなくなるまでしっかりと拭いていってあげれば終了です。
汚れが溜まっていたのか、10分くらい磨き続けたよ、、、
普段お手入れを怠っている証拠だな!!
おおお、、、
写真では分かりづらいかもしれませんが、フレットがキラリと輝いています!!
指板も潤って感動アイテムです。。。
フレットバターの使用上注意
使用回数は20回ほど
フレットバターは布に薬剤を染み込ませているだけなので薬剤が無くなったり、乾いてしまうと使えなくなってしまいます。
一応メーカーさん提示の使用回数制限は20回分のようですが、汚れが落ちなくなってきたり、塗っても指板に潤いが見えなくなってきたら新しいものを購入しましょう。
入っている袋はジップ式なのでしっかり閉めて乾燥しないように。
ローズウッド、エボニー、メイプル使用可、一部のメイプルには注意
ほとんどの指板には対応していますがメイプルの状態や仕様によっては注意が必要です。
この場合注意
メイプル指板の塗装が剥がれている部分に薬剤が残ると黒ずみが残る可能性あり。
オイルフィニッシュのメイプル指板には反応して黒ずみの原因になるので注意。
アコギではメイプル指板の物が少ないですが、エレキギターは沢山あるので使用する前は確認して使用しましょうね。
拭き終わった後、すぐは甘い香りが残りがち
フレットバターは本当に甘いバターのような香りがします。
よくクロスで拭いて乾いたと思って、弦を張り替えたすぐに弾き始めると少し指に匂いを感じます。
場合によっては少しベタつくかも。
気になる方は弾き終わった夜などに使用して、弦を張り替えて次の日からしっかり弾き始めるのがベストでしょう。
時短なのにめちゃくちゃ綺麗になる
先ほどのティッシュに付いた汚れや拭いた後のフレット見てもらえると分かりますが、1回で汚れの落ち具合を大きく感じれますので相当気持ちいいです。
定期的にオレンジオイルなどでメンテしていたつもりでも弾いている内にギターに汚れはどんどん溜まっているのを痛感しました。。
慣れると気付かなくなるけど、ピカピカのギターで演奏するのは最高に楽しい!1回使うと手放せなくなるな、フレットバター。
ギターは生き物、ちゃんと綺麗にしてあげないと弾きにくくなったり、本来の綺麗な音が出なくなったり、最悪部品の交換をしなくていけないから日々のメンテナンスは重要だぞ!