ただでさえ、情報が溢れかえっている世の中。
せめてお家の中だけでもゆっくりと頭と体が休まる空間にしておきたい、そんな風に思っています。
2022年、インターネットに溢れている情報量は2002年頃と比べて「6万倍」とも言われているぞ。
技術の進歩により情報の伝達が加速し、沢山の情報を得られるようになった反面、「6万倍」なんて子供の遊びで使われるような数値の情報量が溢れて、嫌でも付き纏ってきます。
家の中。
おそらく人生の中で最も長く居るであろう場所です。
長くいる場所だからこそ落ち着いた、くつろげる空間を作りたい。
そのためにはまず第一に「できるだけ目に入る情報を減らす」という事が大事になってきます。
今回はそこに焦点を当てて、くつろぎ空間の参考になるように記録していきたいと思います。
目に入る情報=物の数
たとえばこの写真。
これは些か乱雑過ぎですが、物が多過ぎると探す手間や他の物を退けて使うという無駄な工程が増えます。
加えて、人が受ける情報の8割が視覚とも言われています。
ただ使わない物がそこにあるだけでも人間は無意識のうちに認識し、「●●がある、片付けなきゃ」などと情報として捉えてしまいます。
使う物は使う時だけ出して、あとは定位置にしまっておく、当たり前だけど物が多過ぎるとそれすらも億劫になってしまいますから気を付けないといけません。
そのためにはまず「物の用途を明確化」「必要な物は取りやすく」「取捨選択」が大事になると思っています。
それぞれ触れていきましょう。
物の用途を明確化
今や外出しなくても買い物が容易に出来てしまうからこそ陥ってしまいがちな事。
僕も過去に沢山経験したきたのですが、
何か役に立ちそう、便利そうだからどこかで使えそう、他の人が良いって言ってたから買ってみよう。
こんな思いで買い物をした事ないでしょうか?
ネットショッピングをすれば便利そうなアイテムが沢山転がっていて、YouTubeを開けば有名なインフルエンサーがおすすめをしているオシャレで魅力的なアイテムが目に飛び込んできます。
それって自分の生活にどこでどう使うの?
僕はこれを一回自分に聞いてから購入するようにしています。
10秒考えて明確な用途が出ない・困っていた事が解決する未来が見えなければ購入は見送る。
何となくで購入しても数日でゴミと化します。
・便利そうなキッチン用品、今ある物で代用できませんか?
・オシャレなルームランプ、本当にあなたの部屋の色調に合いますか?
・便利そうな収納ボックス、沢山入れるような物ありますか?場所取りませんか?
・雰囲気のある植物、きちんとお手入れできますか?掃除の邪魔になりませんか?
・可愛らしい置きもの、知らない内に沢山集めていませんか?置いている所、ホコリ被ってませんか?
たくさん問いかけてください、それを超える必要な理由が見つかれば即座に購入しても良いでしょう、必要なのだから。
「なんか良さそうじゃん!」
これで一発購入するのをやめれば、物が増えるのを軽減する事がきっとできるはずです。
必要な物は取りやすく、把握できるだけ
これは日用品や食品に関しての話だな。
我が家のキッチンにあるワゴンです。
重ねて置くことは控えているので上から見てワンタッチで取れて、すぐ元に戻せるスペースを確保しています。
更に3段ある内の上段には「使用頻度の高い調味料や出汁など」、中段には「その次に頻度の高いパスタやパン粉、小麦粉など」、下段には「塩や砂糖、胡椒の詰め替えなど頻度の低いストック」を置くようにしています。
こうやってある程度位置を決めておき、平置きで一目で見渡せるようにしておけば取るのも億劫ではないですし、在庫の把握も簡単です。
安いから、まだ置けるから、といって沢山買いためない。
「あ、これ安いじゃ〜ん、これ使って今日はアレを作ろう、多めに買っとこ、、、」
そして余る食材や調味料。
シャンプーや洗剤、紙類のストック、掃除用品など、なんとなくストックを把握して買ってきたらまだあった、なんて経験ないでしょうか?
ストックが普段から目に付くようになっていれば防げる可能性がグッと上がるし、棚のメンテナンスも最低限で終わるので気を付けるようにしています。
いつか使うかも、の「いつか」はいつ?
昔のことですが、僕の母親が少し高級なプリンを食べ終わった変わった形のビンを「何か」に使えるわーと言って置いていた事がありました。
そして、一生使われる事なくキッチンの窓際に置かれていたビン。
これまた極端な例ですが、何か、いつかは99.99999999999%来ません。
ブランド物やオシャレなカフェの紙袋。
1回だけ着た柄物のシャツ。
景品や引き出物で貰った小物類。
特に衣類に関しては僕も沼にハマっていました。
ファッションは好きなので数年前までは毎日違う格好をして出かけるのが本当に楽しくてクローゼットが服でいっぱいになっていた時もありました。
組み合わせを楽しむのもファッションの醍醐味だとは思いますが、時に気付いてしまったのです。
あれ、、よく着ている服ってこの中の2、3割くらいしかなくない!?
興味本位で買ってしまった服、一部の組み合わせでしか着れない服が非常に沢山あることに。
それを高頻度で着てあげれていれば問題ないのですが、なんせ僕の体は一つしかありません。
今はなんとか写真のようにクローゼットにオールシーズン収まるように断捨離することを維持しています。
お気付きかもしれませんが、昔はこれの3倍くらい洋服がありました()
大事なのは、新しい服を買う時は手放す服を決めてから買う。
その服で家族や友達を会いたくなる、いつでも出かけたくなるか考えます。
いつ手に取っても「この服なら良い」とスッと着れてしまう服は心の底から自分に合っている服なのだと思います。
気に入っていた服でも徐々にくたびれてしまいます、その服で友達に会いたいと思いますか?
常にときめかなくなった時こそがその服とお別れするタイミングだと思っています。
しかし、僕は決してミニマリストではありません。
着る服は年間通して3種類とか極端だと、僕個人は人生を楽しめないと思っています。
ファッションに興味のない方にとっては着る服はなんでも良いと思いますが、僕はお気に入りの服装で出かけるとワクワクするし、そのウエイトが大きい方です。
ただ、せっかく買った服を数回だけ着て、あとは着ないというのも服がかわいそうですよね。
だから、極力服の選択肢を減らして高頻度で、くたびれるくらい着てあげたら世代交代する、というサイクルにしてあげることにしました。
本当に好きなスタイルを突き詰めて着てあげる事に楽しさを見出すのもファッションの醍醐味の一つですから、そちらの方にシフトして出来るだけ無駄のないファッションライフを楽しむことにしています。
あなたにとっての無駄は?無理をしない、無駄のない生活
物を手放す時も本当に不便にならないか、考えてから行動するようにしてみよう。
実際に手放す前に物をどこかに隠しておいて、それが無い程で生活してみるというのも一つの手だね。
使わずにしばらく生活してみて困ったら戻す、大丈夫なら手放す。
そういった少しの行動が無駄のない快適なお家の空間を作り出す一歩になると僕は思っています。
決してむやみやたら物を省こうとしないようせずに、あなたにとって必要な物だけに囲まれた空間が作れることを祈っております。
参考になれば幸いです。
ではまた!
イノ